ご挨拶
日本病院薬剤師会東北ブロック第 15 回学術大会
大会長
平泉 達哉
(秋田県病院薬剤師会 会長/能代厚生医療センター 薬剤科 薬剤長)
このたび、2026年6月13日(土)・14日(日)の2日間、にぎわい交流館AU、秋田キャッスルホテル、秋田県立美術館を会場として、日本病院薬剤師会東北ブロック第15回学術大会を開催する運びとなりました。
本学術大会は、薬剤師が安全・安心かつ効果的な薬物療法に寄与し、患者さんにより良い医療を提供することを目的として、日常業務における課題や問題点への対応、臨床研究の成果発表、知識の習得および情報交換の場として発展してまいりました。参加者相互の交流を通じ、個々の薬剤師の能力向上と親睦を深める貴重な機会となっております。
今回の大会テーマは、「薬剤師力を研く!」といたしました。近年、薬剤師の地域偏在は社会的課題となっており、特に東北地区においては病院薬剤師の確保が困難な状況が常態化しています。業務が対物中心から対人中心へと大きくシフトする中、十分な人員確保が難しく、病院薬剤師の標準的業務を十分に実施できない医療機関も少なくありません。薬剤師確保に向けた各種施策の活用は重要である一方、その効果が現れるまでには一定の時間を要するのが現状です。
このような状況において、日本病院薬剤師会が掲げる「質の高い薬物療法の確保を図ることにより、国民の健康及び福祉の増進に寄与する」という目的を達成するためには、病棟薬剤業務のさらなる推進や職能向上に向けた組織的な取り組みに加え、個々の薬剤師が自らの専門性を高め、現場で実践できる力を磨き続けることが不可欠であると考えます。本学術大会が、薬剤師一人ひとりの「力を研く」機会となり、薬剤師業務全般にわたる活発な議論が交わされる場となることを心より期待しております。
また、本学術大会は、第81回医薬品相互作用研究会シンポジウム(実行委員長:岩手医科大学 薬学部 臨床薬学講座 准教授・附属病院 副薬剤部長 朝賀純一 先生)との合同開催となります。本研究会は、医薬品相互作用にとどまらず、薬剤師の臨床研究への寄与や、業務遂行に不可欠な知識の提供を通じて、薬剤師の資質向上を目的に、長年にわたり活動を続けてこられました。これまでの合同開催においても多くの実りある議論が交わされており、今回の合同開催が、より一層充実した学術的交流の場となることを期待しております。
秋田の地に、東北各県はもとより全国から多くの薬剤師の皆様をお迎えし、実り多い学術大会となるよう、実行委員一同、鋭意準備を進めております。多数の皆様のご参加を心よりお待ち申し上げます。




